20周年企画展
「写真から見る1888年の磐梯山噴火」

会期:2008(平成20)年
7月5日(土)〜11月16日(日)
会場:磐梯山噴火記念館
 特別展示室
観覧料:大人:600円(550)
中高校生:500円(450)
小学生:400円(350)
( )は30名以上の団体料金

概要

磐梯山の噴火120年を振り返る場合の一つの方法として、当時撮影された写真を利用することが可能です。
最近の調査から合計で160点余りの写真の存在が明らかになってきています。
磐梯山の噴火は1888(明治21)年という明治の中期に発生したということが、一つのキーポイントとなります。
今回は、この時に撮影された写真を通して、磐梯山の噴火を再検証してみます。
合わせて、撮影者の数名については、その人となりも紹介し、現在の写真との比較も行います。

共同企画展「会津磐梯山」

 今回は、会津若松市にあります福島県立博物館、猪苗代町にあります野口英世記念館と連携し、共同企画展「会津磐梯山」として開催します。
福島県立博物館では総合的に磐梯山を紹介し、野口英世記念館では小林栄という人物の事績を詳しく紹介しています。
ぜひあわせてご覧ください。

福島県立博物館
企画展「宝の山2008 −磐梯山をめぐる人と自然−」 (7月19日〜9月23日)

野口英世記念館
企画展「磐梯山への想い−野口英世の恩師・小林栄の遺したもの−」(7月1日〜11月30日)

主催:福島県立博物館 磐梯山噴火記念館 野口英世記念館
後援:会津若松市 喜多方市 猪苗代町 磐梯町 北塩原村

共同企画展「会津磐梯山」の関連イベント

「シンポジウム 磐梯山噴火から考える火山防災」
7月19日(土)13:00〜16:00 福島県立博物館 講堂 入場無料

記念講演会・パネルディスカッション
演題「磐梯山噴火に地元の人々はどう対処したか」
         講師  岩手県立大学名誉教授 米地文夫さん
パネルディスカッションテーマ「磐梯山噴火をめぐる謎に迫る!」
7月27日(日)13:30〜16:00 福島県立博物館 講堂 入場無料

「磐梯山は世界一 −磐梯山子どもシンポジウム−」
 9月6日(土)13:00〜17:00 磐梯青少年交流の家講堂 入場無料
 主催 共同企画展「会津磐梯山」実行委員会 ・ 福島大学

ふくしまを知る講座「写真から見る1888年の磐梯山噴火」
9月28日(日)14:00〜15:30 福島県立図書館研修室 入場無料

展示構成

1.写真から見る1888年の磐梯山の噴火

磐梯山の噴火の時代背景を紹介し、合わせて写真の歴史も紹介します。

2.磐梯山の噴火写真の概要

現在、存在が明らかになっている160点余りの写真の所在・撮影者・撮影場所などについて分類し解説します。

3.新しく発見された写真を中心に

2007年12月以降に発見された写真を中心に、その特徴を解説します。

4.磐梯山の噴火写真と現在との比較

120年前の撮影ポイントが現在どのように変わったか、変わっていないかを解説します。

5.噴火写真を火山研究に利用

噴火を写した写真が火山研究の報告書に多数利用されていることを紹介します。

6.災害の象徴としての家屋

ある1軒の家だけが多くの写真師によって撮影されたのはなぜか、その謎にせまります。

7.磐梯山を撮影した人々

代表的な写真師を紹介します。お雇い外国人教師のW・K・バルトン、仙台から駆けつけた
遠藤陸郎、地元の喜多方からいち早く岩田善平、東京から来た田中美代二・小口信明・吉原秀雄など

当館企画展の関連イベント

「磐梯山噴火写真の観察会」
7月12日(土)9:00〜15:00 当館 9:00集合 
講師:佐藤 公 (日本火山学会会員)
定員:15名(事前申し込み制)
参加費:500円(中学生以下:200円)

共同企画展の図録


A4版で88ページ 販売価格:1000円
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各開催館で販売しています