ペルー日記(2002年5月)5月21日 今日は野口英世博士が亡くなった日です。 1928年5月21日、アフリカのアクラで、彼は10年に及ぶ黄熱病の研究の途 「その努力を科学に捧げ尽くし 人類のために生きた彼は 人類のために死す」そ 今日はみんなと一緒に、博士の魂に祈りを捧げたいと思います。なぜなら、博士の死 それは何でしょう?一緒に考えてみませんか。 一つの例をあげたいと思います。 19世紀末からヨーロッパや北米の各地でも流行した黄熱病。 1918年、博士は病後の身を押して、黄熱病の研究のため、南米のエクアドルへ向か 当地に着くや否や、彼は疲れも赤道直下の暑さも、ものとせず、公会堂で演説を行い 「これから必ずや、研究の成果をあげ、この地から黄熱病を撲滅せん」という自信 黄熱病の恐怖に打ちひしがれていた人々に、感動と勇気が即座に伝わり、そして希望 病後の寝床で、また長い道中の間、誰とも会おうとせず、ただひたすらスペイン語の 研究には直接関係のない、この努力は、ただただ、苦しんでいる人々の悲しみに対す 「野口博士は、数々の困難に負けず、努力を続け、成功を勝ち取った」それだけが彼の 人類のために生き、死をも辞さない。それは永遠の平和を願う、深く強い真実の愛の そして、たくさんの人々もまた彼と出会い、彼の人生もまた救ってあげました。 人生において、「出会い」の持つ意味。どんな人に、いつめぐりあうかによって、そ 私達は野口英世というひとつの偉大な人生に出会いました。 しかし、同時に私達一人一人が、力を持っていることもまた、忘れないでいてほし そして、どうかみなさんにも、自分の生涯をかけることができるような、本当に好き そしてそれが人々の幸せにつながり、自分の喜びでもあってほしい、そう心から、 (学校でのスピーチより)
|