火山にはどんな種類があるの

火山の寿命(じゅみょう)[生きている期間]で分けると、

「複成(ふくせい)火山」
何回も噴火(ふんか)[山が爆発すること]をくり返す寿命の
長い火山だよ。

「単成(たんせい)火山」
一回の噴火でその寿命を終わってしまう火山だよ。

火山の形で分けると、

[マール]
爆発的(ばくはつてき)な噴火で地
面にまるいあながあいたような
火山をいうよ。

例:秋田県男鹿(おが)半島の
一の目潟(かた)


                              

[スコリア丘]
火口(かこう)からふき出された火山
灰(かざんばい)や火山礫(かざん
れき)[火山灰より少し大きいもの]
が火口の周囲につもってできた、
すりばちをさかさまにしたような
火山だよ。

例:熊本県阿蘇(あそ)の米塚(こめづか)

                                

[溶岩円頂丘(ようがんえんちょうきゅう)(溶岩ドーム)]
みんなはおぼえているかな。
1991年に長崎の雲仙岳(うんぜん
だけ)が噴火した時にできたのが、
この溶岩ドームだよ。
これは、マグマのねばりけが強く
て、火口から出てきても流れない
で、火口近くにもりあがったもの
をいうんだよ。

                                

[盾状(たてじょう)火山]
玄武岩(げんぶがん)マグマのうちで特にシリカの少ないマグ
マの場合、ねばりけが少なく、火口からでてきてもすぐに広
がってしまい、厚(あつ)さのうすい溶岩となってかたまり、
傾斜(けいしゃ)のゆるい盾(たて)[敵がせめてくるのを防ぐ
もの]をふせたような形をした火山をいうんだよ。

例:ハワイのマウナロア火山

[成層(せいそう)火山]
爆発的な噴火でできた火山灰(かざんばい)や火山礫(かざん
れき)と、おだやかな噴火でできた溶岩流(ようがんりゅう)とが
つみかさなってできた火山だよ。

例:富士山

[カルデラ]
火山の大爆発やその後の陥没(かんぼつ)[落ちこむ]や
浸食(しんしょく)[風・水などが岩などをけずりとること]などに
よってできた円形をしたくぼみで、直径が2kmより大きなもの
をいうんだよ

例:熊本県の阿蘇山


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